抜かなくていい?親知らずを「抜歯」と「経過観察」するケースの違い
皆さま、こんにちは。
JR福島駅東口から徒歩7分、福島銀行本店・信夫通りそばの「菊地歯科医院」です。
「親知らずのあたりが痛い」
「親知らずは抜かなければいけないの?」
このようなお悩みをお持ちではないですか?
親知らずは一番奥に生える歯で、思春期の頃から生えてきます。
ところが、生えないままの方や上下の親知らずが4本以下の方など、生え方は人それぞれ違います。
一般的に、日本人の顎は小さいため十分な場所が確保できず、正しく生えてこないこともあるのです。
この記事では、親知らずの抜歯をおすすめするケースと、経過観察するケースの違いについてご紹介します。
「親知らずの抜歯」をおすすめするケース
親知らずを抜歯したほうがいいケースは、親知らずが原因でお口の中に異常が起こっているケースです。
順番にわかりやすくご紹介します。
●むし歯や歯周病の原因となる場合
ただでさえ奥にあって歯ブラシが届きにくいのに、斜めに生えているとなれば、磨くのが大変です。
そのため、お口の中を清潔に保てず、むし歯や歯周病などを引き起こしやすくなります。
すでにむし歯が進行していたり、むし歯を繰り返していたりするときは、抜歯した方がよいでしょう。
●痛みや腫れがある場合
斜めに生えている親知らずが手前の歯や歯ぐきを圧迫することで、腫れたり膿が溜まることがあります。
ひどくなると、口が開けづらくなるなど、日常生活に支障が出るため、注意が必要です。
●歯並びを悪くしている場合
親知らずが横向きに生えていると、手前の歯の根を押します。
放置していると、お口全体の歯並びが乱れ、必要な歯まで失うことになりかねませんので、早めの抜歯がおすすめです。
「抜かずに経過観察」するケース
親知らずを抜かずに経過観察するケースは、お口の中で特になにも異常が見られないケースです。
お口の中のレントゲンを撮り、実際に拝見させていただいてから判断します。
●歯ぐきから出ていない場合
歯ぐきの中に完全に埋まっていて痛みや腫れの症状がない状態であれば、すぐに抜く必要がない場合があります。
●まっすぐに生えている場合
親知らずがまっすぐに生えていて、正しくかみ合わせができていると歯科医が診断した場合は問題ありません。
かみ合わせだけでなく、歯磨きがしっかりできているかどうかも重要なポイントです。
将来的にブリッジや入れ歯などを装着する際に、支えとして利用できる可能性がありますので、残しておくという選択肢もあります。
ただし、お口の中は年齢とともに変化しますので、定期的にチェックを受けるようにしてください。
歯科医院に相談しましょう
親知らずを抜いたほうがいいのかどうかを、ご自身で判断するのは難しいことです。
痛みや腫れなどの症状がなくても、歯科医院で生え方を確認しておくと安心ですね。
当院では、しっかりと検査をしたうえで、親知らずの状態や今後のリスクについて、詳しくご説明します。
時間が経つと骨と癒着して抜きづらくなる可能性や、抜歯に伴う肉体的負担が大きくなる可能性がありますので、できるだけ早く抜くことをおすすめするケースもあります。
当院の院長は口腔外科の経験が豊富にあり、複雑に生えた親知らずの抜歯も得意です。
親知らずに関するお悩みは、菊地歯科医院までご相談ください。